4月から新入社員として新たな門出を迎える新社会人にとっては、「人間関係」は大きな悩みの1つと言えるでしょう。
同僚との人間関係はもちろんですが、仕事を教わる職場の先輩との人間関係はとても大切になります。
人間は、よっぽどできた人間でもない限り、人に優劣をつけたり、贔屓目で見ることがあります。
いくら学生時代に、「人はみんな平等」「贔屓はしてはいけない」と教わったからと言って、社会ではそれは通用しません。むしろ、贔屓が当たり前の世界です。
そんな理不尽な社会だからこそ、1番初めに直面するであろう職場の先輩との人間関係を円滑に進めることができれば、社会人生活はもっと楽しく、気楽に過ごすことができるようになります。
会社の先輩に可愛がられる後輩とは、いったいどんな後輩なのでしょうか。
反対に、会社の先輩から嫌われてしまうNG行動には、どんな行動があるのでしょうか。
【会社の先輩に好かれる】愛されキャラの後輩の特徴は?

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会社の先輩に好かれることで、仕事を教えてもらいやすくなったり、他の同僚ともコミュニケーションを取りやすくなったりなどのメリットがありますが、会社の先輩に好かれる愛されキャラの後輩には、いったいどんな特徴があるのでしょうか。
はっきり喋る
先輩に好かれる愛されキャラの後輩の特徴の1つに、「はっきり喋る」という特徴があります。
やはり、ごもごも何を話しているかわからないという後輩よりも、一言一言をはっきりと発言する後輩は好印象になります。
はっきり喋ると言っても、自分の意見をズケズケ言うという意味ではなく、日常会話でも人に伝わりやすい声のトーン・発音で話すという意味です。
声が低い人は、少し声のトーンをアップさせたり、子音をはっきり発音するだけで、クリアな話し声になるのでおすすめです。
わからないところは素直に聞く
わからないところは素直に聞くということも、可愛がられる愛されキャラの後輩の特徴になります。
わからないことをそのままにしたり、自己流で進めようとして結局失敗してしまうと、先輩としても良い気持ちはしませんし、後処理が面倒になるので厄介者扱いされてしまうことがあります。
しかし、わからないからと言ってすぐに
「ここはどうするんですか?」「どうしたら良いですか?」
と聞くのではなく、
「このようなときは、○○と△△のどちらの方法で行えばいいですか?」
「資料のこの部分がわからないのですが、□□という意味であっていますか?」
など、自分である程度調べたり、複数の解決策を考えてから質問することが好印象を与えるポイントになります。
適度にプライベートな話題を振ってくる

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休憩時間などに、適度にプライベートな話題を振ることも、会社の先輩から可愛がられる愛されキャラの後輩の特徴になります。
「先輩だから気を使ってプライベートなことを聞けない」
と思ってしまう人も多いですが、適度にプライベートな話題を振ってくれる=自分に興味を持ってくれていると感じる人は多いのでおすすめになります。
人は、「自分に興味を持ってくれている人」を好きになることが多いため、後輩が自分に興味を持ってくれていると思えば、その子を可愛いと感じる可能性が高くなります。
プライベートな話題と言ってもさまざまですが、彼氏・彼女や居住地については詮索しているように聞こえてしまうので、持ち物を褒めて、「どこでお買い物してるんですか?」などと言う会話が無難です。
頭が良くても先輩を立てる
先輩に可愛がられる愛されキャラの後輩の特徴として、「先輩より上に立たない」という特徴があります。
先輩としては、自分の方が年上で人生経験があると思っているので、そのプライドを傷つけると、たちまち嫌われてしまいます。
頭が良くて仕事ができる人は、どうしてもその能力を周囲の人にアピールしたくなりますが、「能ある鷹は爪を隠す」と言うように、たとえ先輩より頭が良くても、要領が良くても、どんな時でも先輩を立てることが大切になります。
先輩に嫌われる後輩のNG行動は?

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続いては、好かれることと反対に、会社の先輩に嫌われてしまう後輩のNG行動について解説していきます。
どんな行動が会社の先輩に嫌われる原因になってしまうのでしょうか。
言われたことしかやらない
会社の先輩に嫌われる後輩の行動の1つに、「言われたことしかやらない」という特徴があります。
もちろん、言われたことを完璧にこなすことは大切ですが、先輩にとっても、やってほしいことを1から10まで完璧に説明することは大変です。
そのため、1つのことをやってほしいと頼まれたら、それに関連することに関しても気を利かせてやっておくことで、先輩からの印象もアップさせることができます。
例えば、コピーを頼まれた時に、ただコピーを取るだけではなく、
- コピー機のインクや紙が切れそうになっていないか確認して補充しておく
- 裏紙を使用し他が良いのか確認する
- 資料を会議用にまとめた方が良いのか確認する
など、ちょっとした気配りだけでも先輩から持たれる印象は違ってくるでしょう。
でも・だってが多い
会社の先輩から嫌われる後輩の特徴の1つに、「でも・だって」という言葉が多いという特徴があります。
何か叱られた時にも、「でも・だって」と言い訳ばかりしていると、どんな先輩からも嫌われてしまいます。
仮に自分に非がない場合でも、「でも・だって」という言葉の使用は避けるようにしましょう。
先輩よりも偉い上司に指示されて作った資料の作り方に対してお叱りを受けた場合を例に挙げてみましょう。
この場合は先輩の上司から指示されているので、先輩が間違えて叱っているという状況です。
「この資料全然作り方が合ってないよ。どうしてこんな作り方したの?」
と叱られた際に、
「でも〇〇部長が・・・」
と説明したら、先輩の顔が立たなくなってしまいます。
こういった場合は、まずは先輩のお叱りを一旦受け止め、「はい」と聞くことが大切です。
その後、「実は、○○部長からこのように指示されたのですが、△△先輩の方法に従った方が良いでしょうか。」などと、下手に出ることで、角が立つことを防ぐことができます。
お喋りが多い

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お喋りが多い後輩は、やはり先輩から嫌われやすくなってしまいます。
仲良くなろうと思って積極的に話しかけるのは良いことですが、度が過ぎると「仕事もできない癖に口ばかり達者」と思われてしまいます。
喋らなさすぎることも問題ですが、業務中のお喋りは基本的には慎み、飲み会や休憩時間にたくさん喋るようにしましょう。
学生気分が抜けていない
学生気分が抜けていない後輩も、先輩に嫌われる典型です。
- 物忘れが多い
- 教えられたことをメモしない
- 言われたことしかやらない
- 「報連相」ができない
など、学生気分のまま社会人になったような後輩は、「社会人の自覚あるの?」と思われ、嫌われてしまいます。
遅刻や欠勤を繰り返すことはもちろんNGですが、遅刻や欠勤の理由も、
「ちょっと風邪っぽいので休みます」「電車が遅れたので遅刻します」
など、回避できる問題で遅刻したり、体調管理がなっていないことで頻繁に欠勤することは、「学生じゃないんだから・・・」と思われてしまいます。
学生気分で責任感がない行動をしていると、先輩に嫌われてしまうので注意が必要になります。
先輩から好かれる愛されキャラの後輩を目指そう!

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今回は、会社で先輩から好かれる愛されキャラの後輩の特徴や、反対に、先輩から嫌われてしまう後輩のNG行動などについて解説しました。
誰しも嫌われるより、好かれる方が気分も良いですし、仕事もしやすくなります。
職場で嫌われてしまうと、出世に響いたり、仕事の出来不出来にも関わってくるので、先輩に好かれる行動を心掛け、職場で優位な立場にいられるようにしましょう。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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