【聞き上手になるためのコツ8つ!】「わかる」は言ってはいけない?オウム返しって何?

人とコミュニケーションをとるとき、何より大切なことは「会話」です。

会話無くしてその人の内面を理解することはできません。

会話をする時には、

  • どんなことを話そう?
  • 話題が見つからない
  • 話下手だから不安

などと、「話す」ことに焦点を向けてしまいがちですが、実は会話では、「聞く」ことこそが重要で、難しい課題になります。

今回は、キャバクラやスナックなどで就労経験がある筆者が、実際に実践してきた「聞き上手になるためのコツ8つ」を紹介していきます!

 

目次

聞き上手になるためのコツは?

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聞き上手になるためには、いったいどのようなことを心がければ良いのでしょうか。

私自身が実際に取り入れていた、聞き上手になるためのコツを8つ紹介していきます!

 

1.相手の話に集中する

聞き上手になるためにまず大切なことは、相手の話に集中することです。

人と会話をしていても、意外とこの「集中する」という行為ができていない人が多いです。

相手の話に集中するための基本は、相手の目を見て、相手に身体を向け、何より相手に「ちゃんと聞いてるよ!」という姿勢が伝わることが大切です。

相手が話しているときに、スマートフォンをいじったり、部屋や店内の様子をキョロキョロ見るなんていう行為は絶対にNG!

相手は「私の話がつまらないのかな?」と感じてしまい、そのうち話すことも嫌になる場合があります。

聞き上手になるためには、相手に気持ちよく話してもらうことが大切です。

そのためにまずは、相手の話をしっかりと聞いているという姿勢をアピールすることが大切になります。

 

2.質問は会話の中から見つける

聞き上手な人は、「質問」が上手いです。

相手の話を引き出す質問が、自然に口から出てきます。

「人の話を聞くことが苦手」という人は、相手に質問をすることが苦手な人も多くいます。

「インタビューじゃないんだから、質問なんてないよ!」と思う人もいるでしょう。

しかし、相手の話をしっかりと聞いていれば、質問はたくさん生まれてくるはずなんです。

例えば、会話中に、「先日仕事の同僚の結婚式があったんだ」という話題になります。

そのときあなたが、「ふ~ん。そうなんだ。おめでたいね。」などと言ってしまったら、そこで会話は終了です。

「結婚式」というワードだけでもたくさん質問は浮かんできます。

  • 結婚した同僚はどんな人?
  • 年齢はいくつくらいの人?
  • どのくらいの人数が来ていたの?
  • どんな結婚式場だった?

ちょっと考えただけでもこれだけの質問が浮かびます。

結婚した同僚の方に興味がない場合は、「〇〇はどんな結婚式をしたい?」と、会話をしている相手に対する質問を投げかけても良いでしょう。

会話に集中していれば、そこから会話を広げる質問がたくさん浮かんでくるはずです。

まずは相手の話をしっかりと聞き、そこから「質問」を見つけてみましょう。

 

3.「こういう人だ」と言う先入観を捨てる

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聞き上手になるためには、「この人はこういう人だから」という先入観や、勝手なイメージを捨てましょう。

「この人は真面目な人」「この人はおちゃらけた人」などと、勝手に相手のイメージを作っていると、その人のイメージに合った会話しかできなくなります。

例えば、「真面目な人」というイメージを持っている人との会話で、「この前合コンに行ってさ~」という会話はし辛いでしょう。

反対に、「おちゃらけた人」というイメージを持っている人との会話で、「先日の仕事の会議で・・・」なんていう会話もし辛いですよね。

しかし意外とその人は、自分が思っているイメージとは違う一面を持っていることがあります。

その人のイメージを勝手に決めて、その人に合った会話しかしていないと、いつも同じパターンの会話になってしまいます。

私自身も最近、比較的真面目なタイプの友人と会った際に、「彼氏欲しいな~」なんて話をしたら、「相席屋」という場所を紹介してもらうことができました。

私的には、その子は「男性に興味がない」タイプの子だと思っていたので、とても意外な発見でしたし、私自身も大きな収穫がありました。

私自身の経験でもわかるように、「この人に言ってもな・・・。」と思わず、どんな話題でも投げかけてみることで、その人の意外な一面を見ることができる場合もあります。

相手にとっても、幅広い会話をしてくれるあなたの存在が、とても心地よい存在になることもありますよ。

 

4.相槌をうつ・オウム返し

聞き上手な人とは、「この人と話していると気持ちが良い」と思われる人のことです。

聞き上手な人は、なぜ人に「会話」で快感を与えられるかと言うと、その理由の1つに、「相槌」があります。

会話の最中に、うんともすんとも言わない人がいたら、話す気がなくなってしまいますよね。

聞き上手な人は、会話の中で適度に「相槌」を打つことで、相手の話を邪魔せず、かつ相手が気持ちよく話すことができるように、相槌によって会話を盛り上げることができます。

相槌の種類では、「うんうん」「ほうほう」と言ったような弱い反応から、「へえ!」「すごい!」などの強い反応、それから、「それでそれで?」「どんな?」など、相手がもっと話しをしたいと思うような疑問形の相槌までさまざまです。

また、相槌のテクニックの1つに、「オウム返し」があります。

オウム返しは、相手が発した言葉をほとんど同じ言葉で返すという相槌のテクニックになります。

例えば、「今日の朝に転んじゃってさ」と言われたら、「転んじゃったんだあ。大丈夫?」など、相手の発言の一部を切り取って返します。

そうすることで、相手は「自分の話をちゃんと聞いているんだな」と認識することができ、会話をすることが楽しくなるのです。

 

5.会話のペースを合わせる

聞き上手な人は、会話の中で相手を気持ち良くさせることができますが、そのコツの中には、「会話のペースを合わせてくれる」というコツもあります。

会話のペースは、人によってさまざまです。

早口でいろんなことをいっぺんに話す人も居れば、ゆっくりとしたテンポで、なかなか言いたいことが思い出せず、途切れ途切れ会話をする人も居ます。

会話のペースが速い人は、相手がゆっくり話していると、イライラしてしまったり、すぐに相手の話を遮ってしまうことがあります。

会話のペースが速い人と会話をする時は、できるだけ速いテンポで会話をすることで、相手とのテンポが合い、スムーズに会話をすることができます。

反対に、会話のペースがゆっくりな人と会話をする時は、なかなか相手から言葉が出て来なくても、「こう言いたいんじゃない?」というような助け舟は出さない方が良いです。

相手はしっかり自分の言葉で伝えたい・会話をしたいと思っているのに、あなたの言葉で相手の言葉を代弁してしまうと、「会話」の意味がなくなってしまい、相手にとっては気持ちの良い会話ではなくなってしまいます。

会話はお互いのテンポやペースが大切になります。

聞き上手になりたいと思っている人は、まずは相手の会話のペースに、自分の会話のペースを合わせる努力をしましょう。

 

6.目を見て聞く・話す

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先ほど、「相手の話に集中する」と述べましたが、相手の話に集中するためには、「目を見て聞く・話す」ことはとっても大切なことです。

「目は口程に物を言う」と言うように、目からはいろいろなことが読み取れます。

  • 悲しそうな目
  • 嬉しそうな目
  • 怒った目
  • 驚いた目

など、目だけでも感情を読み取ることは容易にできます。(中にはポーカーフェイスの方もいらっしゃいますが。)

会話中で相手と目を合わせることは、相手へ敬意を示していることにもなります。

ジロジロと見すぎることも良くありませんが、目を見て会話をしてくれる人がいると、「この人自分の話をしっかりと聞いてくれているな」という気分になります。

何度も言うように、聞き上手な人は、会話で相手を気持ち良くさせることができます。

相手が気持ち良くなるためには、相手の目をしっかりと見て、会話の相手に敬意を示すことが大切になります。

 

7.「わかります」とは言わない

人の話を聞いているときに、「わかる~」「その気持ちわかるよ」などと言う人はいませんか?

しかしこの、「わかる」「わかります」という言葉は、会話の中ではできるだけ使わないようにしましょう。

人の気持ちは、簡単にはわかりません。

自分と全く同じ境遇の人などこの世には存在しませんから、相手の気持ちが100%わかることは無いのです。

例えば、出産後の友人のお見舞いに行ったときに、「陣痛が痛くて辛かったんだ」と言われ、自分は独身で子供がいないのに、「わかるわかる、痛いし辛いよね」と発言したら、会話の相手の友人は「え?」と思ってしまいませんか?

「辛いよね」という同調の意味を込めて、「わかる」と発言していても、相手からしてみれば、「何がわかるの?」と思ってしまいます。

出産の話はちょっと極端ですが、境遇が似ていて、一見同じような気持ちを抱いていそうな人にも、安易に「わかります」とは言わない方が無難です。

「わかるよその気持ち」と言った途端に、気持ちが白けてしまうことは、意外にも多いのです。

 

8.知らないことはどんどん聞く

会話をしているときに、自分にはちょっとわからない単語や用語が出てくることはありませんか?

もちろん、わざと専門用語をひけらかして話す人もいますが、そういった人に対しても知ったかぶりはせず、自分の知らないことや、わからないことはどんどん聞くようにしましょう。

知ったかぶりは、後で痛い目を見ます。

知ったような顔をして会話を聞いていると、「〇〇さんはどう思う?」なんて質問が飛んでくることもあります。

頑張ってそれらしいことを答えても、「この人知ったかぶりだな」と思われてしまってからでは、知らないことも聞くことができなくなってしまいます。

知らないこと・わからないことは、会話のペースを乱さない程度に、「それはどういう意味なの?」「知らないから教えて!」というように、相手に解説してもらいましょう。

人に自分の知識を話すことは、とっても気持ちが良いことです。

会話の中で相手が満足するきっかけにもなるので、知ったかぶりはせず、「教えてください!」と、どんどん質問するようにしましょう。

 

 

聞き上手になるのは案外簡単!

StockSnap / Pixabay

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

今回解説した聞き上手になるための8つのコツを心がければ、案外簡単に「聞き上手」になることができます。

しかし、この簡単なコツをつかめておらず、実際に実践することができていない人が多いのです。

頭の片隅でほんの少し、今回解説した「聞き上手になるための8つのコツ」を思い出して、普段の会話で実践してみてください。

少しずつ繰り返していくことで、いずれ習慣になり、本当の「聞き上手」になることができるようになりますよ!

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