- 仕事ができない後輩にイライラ
- 子供が言うことを聞かなくてイライラ
- 親が口うるさくてイライラ
などなど、現代人はイライラすることが多いですよね。
私自身も、子供が言うことを聞かないと、ものすごくイライラしてしまいます。
しかし、イライラからは、「負の感情」しか生まれません。
今回は、いつもイライラしている人が人生を8割方損している理由や、イライラする原因、それから、イライラした時の対処法の3点を紹介していきます。
いつもイライラしている人は人生の8割方損している理由は?

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あなたの周りには、いつもイライラしている人はいませんか?
または、自分自身がいつもイライラしているという方もいるでしょう。
いつもイライラしてしまう人は、実は人生を8割方「損」しています。
人生を8割損しているなんて、とってももったいないですよね。
イライラで人生を損する原因には、いったいどのような原因があるのでしょうか?
まずは、イライラして損をする理由について解説していきます。
イライラからはマイナスな感情しか生まれない
イライラからはマイナスな感情しか生まれません。
「ムカッ」としたり、誰かに対して負の感情を抱き、イライラしてしまうことは、誰にでも起こりうることです。
しかし、イライラすると、余計ににイライラを助長してしまいます。
イライラするということは、イライラの原因をずっと頭の中にへばりつかせていることと同じです。
自分自身がイライラの原因ばかりを考えて生活していれば、イライラから解放されることはありません。
また、イライラしていても、物事は何も解決しません。
イライラすることで、物事がプラスに働くことはないため、結局はマイナスな結果に終わるだけです。
そういった理由から、「イライラ」は人生で8割方損をする原因になっているのです。
イライラは連鎖する
イライラすると人生を8割方損をする原因に、「イライラの連鎖」も挙げられます。
イライラしている人が近くにいる時に、自分までイライラしたという経験はないでしょうか。
イライラしている人を見ると、イライラしていることに対して、「何をそんなに怒っているの?」「何か悪いことしたかな?」など、不安や怒りの感情を覚えてしまう人は多いでしょう。
特に、イライラさせる要因が自分にない場合は、イライラをぶつけられ、こちらまでイライラしてしまうことがありますよね。
イライラはこのようにして、周囲の人へもどんどん連鎖してしまいます。
イライラが連鎖すると、
- 職場や家庭の雰囲気が悪くなる
- 家族仲が悪くなる
- 仕事のパフォーマンスが低下する
など、1つも良いことがありません。
結果として周囲の人も、自分自身も損をしてしまうことに繋がってしまいます。
イライラは幸せを遠ざける
イライラしている人には幸せは寄ってきません。
「笑う門には福来り」ということわざがあるように、いつも笑って笑顔が絶えない人のところに「幸せ」はやってきます。
反対に、イライラして不満げな顔の人のところには、幸せはやってきてくれません。
イライラすることは、それだけで周囲の人へも「マイナス」なイメージを与え、自分自身に対しても、マイナスな感情を生み出したり、悪い結果を招くなど、幸せを遠ざける要因がたくさんあります。
イライラは人を寄せ付けない

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イライラしていると、人が寄ってきません。
いつもイライラしていて不機嫌な人と、何かを楽しもうと思う人はいません。
「私は根っから人嫌いだから友達なんていらない!」
という人には関係ないですが、それ以外の人は、人から嫌われることや、人から避けられることはできるだけ無いように生活したいと思っていますよね。
イライラしていると、自然と周りから人がいなくなってしまいます。
イライラは周囲の人を不快な気持ちにし、不幸にしてしまうため、イライラいしている人と一緒に居ようと思う人はおらず、イライラしている人の周りからは人が遠ざかって行ってしまいます。
イライラは幼稚に見える
イライラしていることで人生を8割方損する原因として、イライラは幼稚に見えるという原因があります。
イライラしている人を見ると、「怖いな」「近寄りがたいな」と感じるほかに、「自分の感情を制御できないなんて幼稚だなあ」と感じたことはありませんか。
精神的に大人になるということは、「自分の感情をコントロールする」ということが大切です。
自分の感情を露にし、人に嫌な態度を取ったり、物に当たるなどの行為は、大人としてあるまじき行為です。
イライラしている人は、とても幼稚に見えます。
会社などでついついイライラしてしまっている人は、知らず知らずのうちに部下や同僚から、「あの人は幼稚だ」と思われていることがあります。
人から幼稚だと思われることは、信頼や尊敬を得られない原因になり、人生を損してしまうことにつながるでしょう。
イライラしないための対策や思考法とは?

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イライラすることは良くないことと、頭ではわかっていても、ついついイライラしてしまうという人は多いでしょう。
実際にイライラする場面に直面したときには、いったいどのようにして対処すれば良いのでしょうか。
また、普段からイライラしないために身に付けたい思考法についても解説していきます。
深呼吸をする
イライラしてしまいそうになったときには、「深呼吸」をすることが最も効果的です。
深呼吸と聞くと、「そんなことで?」と思う方は多いでしょう。
しかし、深呼吸の効果はあなどれません。
呼吸と人間のメンタルやストレスは、深く密接しています。
深くゆったりとした呼吸をすることでストレスが軽減し、反対に、早く荒い呼吸をすることで、人間はストレスを感じることがあります。
イライラしているときは、普段よりも呼吸が早くなり、心拍数も高くなっています。
そのため、まずは身体をイライラから解放させるために、深呼吸をして、深くゆっくりとした呼吸に整えられるように意識しましょう。
深呼吸をすることで、心よりも先に、身体から「イライラ」というストレスを取り除き、精神面も安定させることができます。
自分を客観的に見る
イライラしてしまうそうなときや、イライラしているときには、自分を客観的に見るようにしましょう。
イライラしているときには、当事者意識が強く、「自分」と「イライラの原因」にばかり意識が集中している状態になります。
まずは当事者意識から、傍観者意識に変わり、自分を客観的に見るようにしてください。
そのときは、「周囲から見た自分の存在」や、「イライラを引き起こした原因の外側」を見るように意識しましょう。
「イライラしている自分は今周囲の人からどう思われているか」
「イライラを引き起こした原因や人はどんな状況だったのか」
ということを冷静に、客観的に見ることで、イライラが吹き飛ぶ場合もあります。
イライラの原因をあえて突き詰める

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イライラしてしまいそうなときや、イライラしているときには、「イライラの原因」をあえて突き詰めてみましょう。
イライラしてしまうときには、何かしらの原因があるはずです。
- 部下が仕事のミスをした
- 子供が言うことを聞かない
- 電車の順番待ちで横入りをされた
など、イライラの原因はその状況によってさまざまですよね。
自分が不快な気持ちにさせられたことにばかりに焦点が行きがちですが、そんな時こそ、相手の立場になって物事を考えてみましょう。
- 部下がミスをしたときには、「最近残業続きで疲れているのかもしれない」
- 子供が言うことを聞かないときには、「体調が悪いなど、こちらが気付いていない原因があるのかもしれない」
- 電車待ちで横入りをされたときは、「あの人は相当脚が痛かったのかもしれない」
などと、相手の立場に立って相手の気持ちを想像してみましょう。
もちろん相手の気持ちを考えることは想像に過ぎず、「事実」ではありませんが、可能性として考えられることはたくさんあるはずです。
そうやって想像力を働かせてみると、イライラの要因を、「仕方ないこと」と割り切ることができ、イライラが収まることがあります。
イライラの根源を無くす・遠ざける
イライラしてしまう場面が多いという人は、身近にイライラの根源がある場合がほとんどです。
いつもイライラしてしまうという人は、まずはイライラの根源を見つけ、イライラの根源を排除することが大切になります。
もちろん、完全に排除することが難しい場合は、イライラする原因を極力無くしたり、遠ざけたりすることで、イライラすることが劇的に少なくなります。
例えば、いつもイライラさせられる人が身近にいる場合は、「必要最低限の会話しかしない」と決め、極力関わらないようにしましょう。
また、子供が部屋を片付けずにイライラするという人は、おもちゃ箱を変えたり、棚にラベリングするなどして、子供が片づけをしやすい環境に整えてあげましょう。
まずは自分がイライラしてしまう、イライラの根源を見つけ、極力イライラしないように、イライラの芽を摘むことが大切になります。
人に期待しない

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イライラする原因の中には、こんなものもあるでしょう。
- 夫が子供の面倒を見てくれない
- 子供がゲームばかりする
- 部下の気が利かない
- 上司がガミガミ怒る
など、よくあるイライラの原因です。
しかしこれらは全て、相手に期待しているからこそ生まれるイライラの原因になります。
例えば、「夫が子供の面倒を見てくれない」というイライラの要因は、「夫が子供の面倒を見てくれる」という自分の中の期待からイライラが生まれています。
もちろん、父親だから子供の面倒を見て当然と言う意見はごもっともです。しかし、イライラしないためには、最初から期待しないことが大切になります。
相手に期待をすれば、相手が期待を裏切ったときに「イライラ」が生じてしまいます。
これは、物などの製品も同じです。「PCの立ち上がりが遅い」「スマホがフリーズする」などのイライラも、その物や製品に対しての「期待感」があるから、期待を裏切られたときにイライラが生じてしまいます。
イライラしないためには、人に対する期待を捨てましょう。
とても難しいことですが、「相手が何かをしてくれる」「こちらの気持ちを察してくれる」「この場合は〇〇して当然」というような期待は抱かないことが大切です。
イライラは無意味だと理解する
イライラしないために最も大切なことは、「イライラは無意味」ということを自分の中でしっかりと認識し、理解することです。
イライラからは何も生まれません。
生まれるとすればそれは「負の感情」です。
イライラして何か物事が解決するわけではないし、プラスに進むわけでもありません。
イライラすること自体が無意味な思考ということを認識し理解することで、イライラすることが格段に減るでしょう。
イライラする原因はいったい何?

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自分がイライラしやすいことも問題ですが、周囲にいつもイライラしている人がいる場合も、とても厄介です。
いつもイライラしている人が身近にいると、自分までイライラしてしまいます。
いつもイライラする人のイライラの原因はいったい何なのでしょうか。
イライラすることで物事が思い通りになると思っている
イライラしてしまう原因の1つは、イライラすることで物事が思い通りになると思っているからです。
特に親や周囲の大人に甘やかされて育った人や、幼少期に自分が逆らえない立場の大人(親や教師など)がいつもイライラしていた人は、このタイプになりやすいです。
イライラすることで、周囲の人がイライラの原因を排除してくれたり、イライラしている人に対して気を使って接するなどの場面を見たり、実際に自分が経験した場合は、イライラすることで自分の思い通りに事が運ぶと勘違いする場合があります。
イライラすると、確かに周りの人が気を使ったり、腫れ物に触るような態度を取ることがありますが、それは単に「自分に被害が及ばないように」と思ってとる行動や態度です。
この考えから抜け出せないと、人から嫌われたり、幼稚な人間と思われる原因にもなります。
イライラしても根本的な解決にはならないということを理解し、イライラの解消のために、人をアテにしないようにしましょう。
思春期はイライラしやすい

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イライラする原因には、「思春期」もあります。
思春期の子供は多くのストレスを抱えているため、些細なことでイライラしたり、無気力になりやすい時期になります。
大人が考えれば、「大したことはない」ということでも、思春期の子供にとってはそれが人生最大の悩みであったり、狭いコミュニティの中で生活している子供にとっては大きな問題であることがあります。
また、自分とは何か、どんな大人になったら良いのかなど、自分の価値観や生き方について模索する時期でもあります。
思春期の子供を持つ親御さんは、「こういう時期なんだ」と受け止め、子供に対して理解を示してあげるようにしてください。
更年期障害の可能性もある
イライラの原因として、「更年期障害」も考えられます。
更年期障害とは、主に中年以降の女性に発症することが多い症状で、閉経によるホルモンバランスの崩れが原因で引き起こされます。
ホルモンのバランスが崩れると、自律神経のバランスも崩れ、些細なことでイライラしたり、落ち込んだりなどの症状が現れます。
気持ちが不安定になるため、ちょっとしたことでもイライラしやすくなってしまうのです。
40代~50代の母親世代には更年期障害で悩む人も多いため、ついつい子供に対してキツく当たってしまったり、イライラをぶつけてしまうこともあるでしょう。「更年期障害」については、実際になってみないと、その辛さはわかりません。
身近な女性がいつもイライラしているときには、更年期障害の可能性もあるため、大らかな気持ちで受け入れることも大切になります。
また、更年期障害によってイライラを引き起こしている自覚がある場合は、早寝早起きを心がけ、朝にしっかりと日光を浴びたり、運動をしたりなど、自律神経のバランスを整える努力も必要になります。
イライラを受け止めてくれる人に対する甘え
恋人感や家族間に多いのですが、イライラを受け止めてくれる人がいると、それに甘えてイライラしやすくなることがあります。
周囲の人に甘えられることは、とても素晴らしいことですし、そういった人間関係を築くことはなかなか難しいものです。
しかし、そんな大切な人を「イライラのはけ口」にしてはいけません。
優しくあなたを受け止めてくれる人は、あなたのイライラの感情や態度までも、広い心で受け止めてくれるでしょう。
しかし、人には限度と言うものがあります。いくら優しくあなたを愛している人でも、いずれあなたの「イライラ」に付き合いきれず、愛想を尽かしてしまうこともあります。
自分を受け止めてくれる人の存在は、とても大切です。
そんな大切な人を失わないためにも、イライラをぶつけるなどの相手に対する甘えの気持ちを無くしましょう。
また、イライラをぶつけられる側の場合は、正直に「イライラしないで」「イライラされると不快」ということを伝え、毅然とした態度で接しましょう。
価値観が狭い

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イライラする原因として、価値観が狭いことも挙げられます。
これは「相手に対する期待」とも似ていて、価値観が狭いことで自分の価値観とは違う行動や発言が許せない・理解できないことから「イライラ」が生まれてしまいます。
例えば、「高校生は化粧をしてはいけない」という価値観を持っているとします。
そうすると、街中で化粧をしている高校生を見て、「はしたない」「親の躾がなっていない」などと感じ、イライラしてしまうことがあります。
高校生が化粧をするか否かは、個人の価値観の問題です。
しかしその価値観を他人に押し付け、相手に期待の気持ちを持つために「イライラ」が生じてしまいます。
高校生が化粧をすることも、別の視点から見れば、「おしゃれ」や「個性」と受け止めることができるはずですが、価値観が狭い人にはそれができず、自分の物差しでしか人や物事を判断することができません。
価値観が狭くイライラしてしまう人は、本人に自覚がないことが多いため、「こんな考え方もある」ということを周囲の人が諭してあげることも大切になります。
イライラせずにハッピーな生活を送ろう!

jill111 / Pixabay
今回は、イライラで人生を損してしまう原因や、イライラする原因、イライラした時の対処法などについて解説しました。
普段からイライラしやすいという人は、ぜひ今回の記事を参考にして、イライラせずにハッピーな生活を送ってみてくださいね。
また、周囲にいつもイライラしている人がいる場合は、イライラの原因を理解してあげることも大切になります。
イライラから解放され、幸せな生活を送れるようになりましょう!
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