部屋を片付けても片付けても、次々に汚されると、イライラしてストレスも溜まってしまいますよね。
私自身も、片付けられない家族との生活で、かなりのストレスを抱えて生活していました。
そんな私自身の経験をもとに、片付けられない家族に片付けをしてもらう方法や、片付けられない家族への対処法などを紹介していきます。
【人物別】片付けられない人への対処法は?
片付けても片付けても、兄弟や子供などに散らかされ、うんざりしているという人は多いでしょう。特にきれい好きな人にとっては、片付けられない家族との同居は、精神的苦痛になってしまいます。
片付けられない人へは、どのように対処すれば良いのでしょうか。片付けられない家族の、人物別の対処法について解説していきます。
片付けられない子供への対処法は?

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片付けない人物が、自分の子供の場合は、片付けの習慣を持たせることが大切です。片付けられないからと言って諦めてしまうと、子供のためにも良くありません。
片付けられない子供には、「片付けなさい」と頭ごなしに叱っても、効果がないという人が多いでしょう。片付けられない子供には、片づけをする時間と場所と理由をしっかりと教えることが大切です。
ただ「片付けなさい」と言われても、いったいどこに片付ければ良いかわからないという子供は意外と多いのです。
ですから、子供に片付けてほしいと思ったら、どこに片付けるのか、しっかりと教えましょう。それと同時に、なぜ片付けなければいけないのか、片付ける理由を説明することも大切です。
「ご飯を食べるときはおもちゃは使わないから片付けようね。」
「これからお出かけをするから、なくさないように片付けようね。」
など、片付ける理由をしっかりと説明しましょう。
また、普段から、
- 食事の前は片付ける
- お出かけの前は片付ける
など、片付ける時間やタイミングを習慣付けることが大切です。
片付けられない妻や夫への対処法は?
片付けられない妻が専業主婦の場合は、疲れて帰ってきても、部屋が汚いことでイライラしてしまう夫もいるでしょう。
また逆に、夫がいつも物を出しっぱなしにしたり、片付けられない人の場合は、片付けても片付けても部屋が散らかり、イライラしてしまう妻も多いでしょう。
妻や夫が片付けられない場合は、子供とは違い、長年の習慣を変えることはとても大変です。
妻や夫が片付けられない場合は、片付けたら褒めるようにしましょう。特に夫に対して有効な方法ですが、片付けないことに対して怒っても、なかなか改善しない場合は、ちょっとでも片付けたときに、大げさに褒めてみましょう。
いつも靴下を脱ぎっぱなしにしているのに、洗濯機に入れたときには、「ありがとう!そうしてくれると助かる!」と伝えるようにしましょう。
このとき、「いつもそうしてくれると良いのに・・・」などと、ネガティブな発言はしないようにしましょう。
夫や妻に対しては、ポジティブな言葉で褒めるようにすると、積極的に片付けを行ってくれるようになる可能性が高いです。
片づけられない親への対処法は?
両親が片付けられないという場合は、どの場合よりも厄介です。
特に両親が高齢の場合は、体力的にも片付けが辛いと感じている場合もあるため、無理に片付けさせることはできません。
また、自分の子供に片付けられないことを指摘され、気分を害してしまうこともあります。
片付けられない親への対処法は、片付けをするように上手に促すことが大切です。
例えば、孫がいる場合は、
「〇〇ちゃんが飲み込んだら危ないから、テーブルの上の物を片付けよう」
「お母さんが転んだら危ないから、床の上の物は片付けよう」
などと、危険ということをアピールしたり、
「玄関を片付けると金運が上がるみたいだよ!」
などと、健康や風水などで訴えかけることも効果的です。
両親が片付けられない人の場合は、両親に片付けを任せるのではなく、「片付けよう」と、一緒に片付けてあげることも、片付けられない両親が片付けを始める第一歩になります。
片付けると怒る人への対処法はある?

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片付けられない家族の中には、勝手に片付けをすると怒る・キレるなどする家族も居るでしょう。
もちろん、勝手に人の物を触ることは良くありませんが、リビングやキッチン、洗面所などの共有スペースを散らかされる場合は、片付けなくては自分の生活もままならないという場合もあるでしょう。
共有スペースを散らかしているにも関わらず、片付けたり、物を触ったりすると怒る家族には、いったいどう対処すれば良いのでしょうか。
片付ける理由を説明する
片付けると怒る人に対しては、片付ける理由をしっかりと説明するようにしましょう。
「○○だから片付けた」という正当な理由を伝え、相手に納得させることが大切です。
「ここに物があると転ぶ可能性があって危ないから」「掃除をしないと喘息が悪化するから」などの正当な理由を説明すれば、怒りが収まる可能性があります。
どこに何を片付けたのかメモする

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片付けると怒る人の場合は、物がどこに片付けられたのかわからないことで怒っているというケースが多いです。そのため、「〇〇は引き出しの上から2段目」「△△はパソコンの隣」など、細かくメモを取っておくこともおすすめです。
物が多いと、細かく分類することが大変になるため、大まかに示しても良いでしょう。少々手間はかかりますが、どうしても片付けたいときにはおすすめの方法です。
部屋には絶対に入らない
片付けると怒る人に対して絶対にやってはいけないのが、勝手に部屋に入ることです。片付けると怒る人の中には、「自分の物に触られたくない」という思いが強い人もいます。
そのため、勝手に部屋の中を片付けたり、片付けた物を部屋に持っていくことは止めましょう。どれだけ部屋が汚くても、プライバシーを尊重することは大切です。
自分で片付けてくれない家族への対処法はある?
片付けられない家族は、自分の物を自分で片付けてくれないということが多いでしょう。片付けてもらえないと、部屋が散らかり、ストレスになってしまいます。
自分で片付けてくれない家族へは、どのように対処すれば良いのでしょうか。
何でもボックスを設置する
自分で片付けてくれない家族に片付けを要求しても、なかなか片付けてくれないことがほとんどでしょう。自分で片付けてくれない家族がいる人におすすめなのは、何でもボックスを設置することです。
何でもボックスをリビングなどに設置し、片付けてくれない家族の私物などが散乱してきたら、何でもボックスに入れます。
何でもボックスが満タンになったら、自室に持って行ってもらうようにしましょう。
何でもボックスがあることで、リビングに片付けられない家族の私物が散乱することを防ぐことができます。
片付けを強要しない
片付けられない家族には、片付けを強要しても無駄と考えましょう。そもそも、片付ける必要性を感じていない人に、「片付けて!」と叱ったり、イライラをぶつけても、改善する可能性は低いです。
口酸っぱく片づけを要求して、全く片付けてもらえないと、余計にイライラしてしまいます。片付けられない家族には、片付けを強要せず、気付いたときに自分が片付けるという心構えでいることが大切です。
収納場所をわかりやすくする
「家族が全く片付けてくれない!」と思っているご家庭の中には、片付ける場所を家族が把握していないという問題があることもあります。
例えば、耳かきや爪切りなどの物を収納している場所が、家族のうちの1人しか把握していなかった場合、他の家族はどこに片付けて良いのかわからず、物を出しっぱなしにするという結果になってしまいます。
片付けてほしいと思う前に、まずは物を収納する場所、収納している場所をしっかりと家族と共有することで、家族も片付けに参加してくれるようになるでしょう。
片付けられない家族との生活でストレスを溜めないためには?

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片付けられない家族との生活は、きれい好きな人にとってはとてもストレスになりますよね。片付けられない家族が居る場合、ストレスを溜めない方法はあるのでしょうか。
パーソナルスペースを作る
片付けられない家族との生活で、1番ストレスを溜めずに生活できる方法としておすすめなのが、パーソナルスペースを作ることです。パーソナルスペースとは、「自分だけの空間」のことで、自分以外の人の干渉を受けない場所です。
例えば、自分の部屋などは、パーソナルスペースとして、片付けられない家族の被害を被りにくい場所でもあります。自分の部屋が無い場合は、どこかの部屋の一角をパーソナルスペースとして、「ここだけには物を置かないで」という場所を作ります。
片付けられない家族にストレスを感じても、パーソナルスペースだけは自分のリラックスできる場所にすることで、少しでもストレスを軽減させることができます。
なるべく家に居ない

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片付けられない家族との生活でストレスを溜めないためには、なるべく家に居る時間を減らすという対処法もあります。散らかった家に居るのが苦痛なら、家に居る時間を極力減らし、ストレスを感じる時間を減らしましょう。
特に休日などは、外で楽しめる趣味などを見つけると良いでしょう。図書館で本を読んだり、ウォーキングをするなど、お金のかからない趣味もたくさんあります。
なるべく家にいる時間を減らして、片付けられない家族との生活から少しでも離れましょう。
相手の気持ちを考えてみる
片付けられない家族との生活にストレスを抱えている人は、片付けられない家族の気持ちを少し考えてみるのも良いでしょう。
- 片付けられない物理的な理由は無いのか
- 精神的に問題があるのではないのか
- そもそも片付けられないことを悩んでいるのではないのか
など、片付けられない家族の立場になって、気持ちを考えてみましょう。
相手の立場になって、相手の気持ちをじっくりと考えてみると、違う視点から物事を見ることができ、片付けられない家族を許容できるようになることもあります。
「また散らかってる」と、イラっとしてしまうときには、相手の気持ちを考えてみましょう。
マイルールを強要しない
片付けられない家族と生活していると、「なんでこんなこともできないんだろう?」「ちょっとの時間でも片付けられないの?」などと感じてしまうことがあるでしょう。
しかし、それはあなたの価値観であり、他の家族は同じ価値観を持ち合わせてはいません。
片付けが得意かそうでないかも、価値観の違いです。
そのため、「食後はすぐ食器を片付けて洗う」「ドライヤーの後は必ず髪の毛を片付ける」などのマイルールは、自分の中だけに留めましょう。
マイルールは、常識として捉えるのではなく、あくまでもマイルールなので、家族に強要してはいけません。
マイルールを家族に求めないことで、「自分と違う人間」という認識を持つことができ、片付けられない家族を許容することができます。
諦める
片付けられない家族との生活にストレスを感じている原因は、家族に期待している自分自信かもしれません。
片付けられない家族に対して、「自分のように片付けてくれたら・・・」と期待していると、余計にストレスを感じるようになります。
いっそのこと片付けられない家族に対して、諦めの気持ちを持つことで、ストレスが軽減することもあります。
「片付けられない家族は一生変わらない!」と思えば、現実を受け止めることができ、ある意味ストレスが軽減するでしょう。
片付けられない家族との生活を上手に過ごそう!

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今回は、片付けられない家族と生活するうえでの対処法や、ストレスを溜めないコツについて解説しました。
片付けられない家族との生活は、うんざりすることも多いですが、一緒に生活していくうえでは、乗り越えなくてはいけない壁のひとつでもあります。
片付けられない家族と上手く生活していくためにも、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。
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